氷山の一角
漢方相談を毎日お受けする中でよく思うことがあります。
それは「お薬だけで病気を治そうとしている方が多いなぁ」
ということ。
「え、それって当たり前でしょ?」と思われた方もいるでしょうね。そういう方は「症状が無くなった」=「病気が治った」と誤解されているのでしょう。
たとえば高血圧。高血圧の薬を飲んで血圧が下がった状態を「治った」とはいいませんよね。薬を中止すればまた血圧はあがるのだから。
「どうして病気って起こるんだろう?」とよーく考えると「薬だけ飲んでいても病気は治らない」ということがおのずとわかります。
ストレス、疲れ、睡眠不足、お酒、たばこ、環境ホルモン、などなど私たちはからだに負担をかけています。それが数年、数十年たまりにたまって、あたかもコップから水があふれ出るように病気が発症するのです。言い換えれば大きな「氷山」の海面に出ている部分が病気、海面下にあるものが原因。当然海面下にあるものの方がはるかに大きいのです。
だから海面上に出ている症状をいくら叩き壊しても、また海面下から新しい症状が次々に顔を出すというワケ。
逆に考えると氷山の海面下の部分にあたる問題を解決すればどんな病気も改善するということ!
そうです、これが「漢方」の考え方の基本なのです。
漢方薬は海面下の病気を起こしやすい体質を改善します。食事やストレスなど生活習慣を正す養生でさらに病気の改善を促進します。つまり
漢方治療 = 漢方薬の服用 + 養生
ということ。
お薬だけを飲んでいてなかなか病気が治らない方。「養生」もしっかりやっていますか?
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