子宮内膜症とは? | 子宝漢方のますや(升屋栄貫堂薬局)

子宮内膜症とは?

2016年06月25日更新

子宮内膜症とはどんな病気?

子宮内膜症とは子宮内膜と似た組織が子宮以外の場所で主に骨盤内(卵巣・結腸・直腸・膣・外陰部・膀胱・腹壁・へそ)に作られ、主に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の影響を受けて増殖する病気。それに伴い炎症や痛み、周辺臓器の癒着を引き起こしたりします。

また、それが子宮より奥の卵巣に出来てしまう事を別名「チョコレート嚢胞」といいます。この卵巣に出来てしまう嚢胞はまれに破裂する恐れもあり卵巣がんを発症する場合もあります。
卵巣に発症してしまうと卵子を作る事や成長の妨げとなりますので、大きな不妊原因となり重度の場合は手術が必要になります。

子宮内で増え続ける内膜

通常なら子宮内膜は子宮内にしか作られません。子宮内膜は妊娠準備の為に毎月子宮内に作られます。妊娠が成立しなかった場合にはその内膜が剥がれて子宮口から排出されます。これが毎月の月経です。
しかし、内膜の細胞が月経によって全て排出されず何らかの理由で子宮内に残って増殖し、子宮以外の場所に作られてしまった場合には排出される場所がありません。その為組織は毎月の月経の度に増殖し続けます。

自覚症状がなく、手遅れになることも

初期の段階では自分ではかかったことに全く自覚がない病気なので、進行していくとともに身体に少しずつ症状が現れるので受診して初めて発症したことに気づくといった流れになることが多いです。また、そのまま放置しておけば痛みや月経異常などの症状が少しずつ現れてくるのでその時に気づく方もいます。その時には手遅れになっているなど、もう少し早く受診していればと後悔する事にもなりかねません。

生理のある、すべての女性がかかる病気

主に生殖機能として月経がある女性ならすべての女性にかかる可能性のある病気でありますが、10代では生殖機能が未熟な為にかかることは少なく、大体20代~30代の女性が発症しやすく40代ではピークになります。また出産後の女性でも以前に子宮内膜症を発症していれば授乳後に月経が再開すれば再発の可能性もありますし、全く治ってしまう事もあります。産後も体調の変化に気を付ける必要があります。

生理周期や期間が異常な人は要注意!

現在ではエストロゲンという女性ホルモンが関係している事は分かっているものの発症の仕組みが未解明なので、どのような人がかかりやすいかという事や未然に防ぐ方法などはっきりは分かっていません。
通常の生理周期は25日から38日ですから、それが24日以内であるなど、39日以上開く場合や、期間が1、2日で終わってしまう時や8日以上続く時にはなりやすいとされています。

身内にかかった人がいないか知っておこう!

ただ親族に同じ子宮内膜症の人がいた場合は遺伝とは言いきれませんが、体質の類似などからかかりやすい傾向であると言えます。身内にかかった人がいないか事前に知っておくことも必要です。

月経のある間は子宮内膜症にかかる可能性あり

この子宮内膜症はエストロゲンが分泌される限りかかる可能性のある病気とされていて、分泌が停止する閉経後は子宮内膜症が急激に減少しますので閉経後の女性には発症しない病気とされています。逆に発症してしまうと病気の進行にもよりますが不妊の原因にもなりますので、早めの受診と治療を要する病気です。

現代ならではの病気

数十年前の日本では少なく珍しい病気とされていました。婚姻も早く子供を沢山生む女性が多かった時代にはあまり考えられなかった病気と思われていました。しかし今では患者数が100万人以上とされる女性器疾患とされています。ただ現状では幅広く知られている病気ではないので、著名人や有名人が患っている事を公表して病気に興味を持ってもらうように行動したりして少しずつ知られてくるようになりました。 

現代病として子供を望む女性は完治できない病気としての認識が定着している一方、地道に治療に取り組めば不妊を改善できるものとして治療法もかなり確立してきています。


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