子宮内膜症と卵巣がん | 子宝漢方のますや(升屋栄貫堂薬局)

子宮内膜症と卵巣がん

2016年05月14日更新

子宮内膜症をお持ちの方にはその症状のひとつとして「激しい痛み」があります。良性の病気なので生命の危険があるようなおそろしい病気ではありませんが、ごくまれに、卵巣の中にできる子宮内膜症(チョコレートのう腫)が卵巣がんに移行することがわかってきました。

その発生率は0.7~0.8%程度とそれほど高くありませんが、年齢が上がるとともに発生率も高くなります。40代の女性では4.1%、50代では約20%に見られるという、高いデータが出ています。

卵巣チョコレートのう腫なのか卵巣がんなのかは、MRI検査や超音波検査を行うことで見分けることができます。MRIではドロドロの血液がたまっている卵巣チョコレートのう腫と、腫瘍の中に固形の塊りが認められる卵巣がんを鑑別することができます。

ただし早期の卵巣がんは、まだがん組織が少ないため、画像だけで見分けることは難しいようです。そして進行している場合も、がん自体から出血が起きるため、卵巣チョコレートのう腫と見分けることが難しくなります。腫瘍マーカーの数値もあるていど目安になります。

卵巣がんであると確定できる診断を行うには、一度手術で取り出した組織の病理検査をする必要があります。

とくに気を付けていただきたいのは、40歳以上で10cm以上の卵巣チョコレートのう腫をお持ちの方。

定期的に検査をして早く見つけること、それ以前に子宮内膜症が進行してしまうのを少しでも防ぐ意味で、生活改善や漢方、鍼灸などの手当てを利用するとよいですね。


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