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それぞれの体質にあった漢方薬で卵巣機能アップ!

 子宮内膜症があることで卵巣機能が落ちたり、卵の質が悪くなったりすることは先にお伝えしたとおり。

 漢方は落ちている機能を高めたり、少ないものをふやしたりする働きがありますから、子宮内膜症によって低下している卵巣機能や卵の機能を引き上げるには、実に効果的です。

では子宮内膜症の症状がある場合、どういった漢方薬を用いるのでしょうか。

 東洋医学では月経痛や排便痛など子宮内膜症の症状を、血液が滞っている状態をさす“?血(おけつ)”という概念でみますから、漢方薬も?血を改善する“活血剤”という種類のものを使います。

 また子宮内膜症の人は、生殖機能が落ちている“腎虚”という状態にあることが多いため“補腎薬”という種類の漢方薬を使うこともあります。

活血剤や補腎薬を使い、?血や腎虚を改善した結果として、子宮内膜症が消えたという人もいますし、不妊でお悩みの方なら子宮内膜症で妊娠しにくい状態が解消して妊娠したという人もおられます。

もうひとつ子宮内膜症の治療において、漢方薬には大きな役割があります。

たとえばチョコレート嚢胞があまりに大きくなると、ねじれて壊死したり、がん化するリスクが高くなったりしますから、そうすると手術をしたほうがよいケースがあります。

 ただ手術をすれば当然、卵巣機能は落ちてしまいます。そのため手術前から漢方薬を服用することで、卵巣機能の低下を防ぐことができるのです。病院治療と漢方薬を併用するメリットは大きいといえるでしょう。

当院で漢方薬を処方する際は、まずは脈をとったり、舌を診たりして、東洋医学の診断に基づき、いろいろと情報を伺い、その患者さんの“体質”を判別します。その体質によって漢方の種類や、希望を聞きながら、煎じ薬、粉薬、錠剤など薬の形も決めていきます。それプラス、ふだんの生活面についても指導させてもらいます。

そういった形で漢方治療をスタートしたら、1カ月に1回、あるいは2週間に1回など定期的にようすを聞かせていただき、体調や状態、あるいは季節など、そのときの状態に応じて処方を検討していきます。

 漢方薬は長く同じものを飲みつづけるイメージがありますが、体質は変わっていきますので、毎回検討し、必要があれば処方を変更していきます。中国だと3日に1回の頻度で処方を変えることも珍しくありません。もちろん、ずっと同じ処方を飲み続けていただくこともあります。

“継続は力なり”といいますが、まさに漢方についても、そのとおりで、とにかくつづけることが大事。漢方薬は鎮痛剤やホルモン剤のように、劇的に効果が発揮されるものではなく、時間をかけてじわじわと体をよくしていくものです。

 つづけていくことが、子宮内膜症の改善、あるいは妊娠など希望を実現するいちばんの近道になるということを知っておいてほしいですね。

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