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【症例11】 45歳…あきらめていたけど

Iさん 45歳 女性(滑川町)

来局されたのは45歳の誕生日を間近に控えたころ。その時すでに人工授精5回、体外受精6回なさっており妊娠は1回もされていませんでした。
年齢にともない卵巣、卵胞の力が低下してゆくことはご本人もよく承知されていましたが、あきらめることができず、漢方でカラダの力をつけて再度チャレンジしたいということでした。

腰痛、冷え症、小水が近い、そして年齢的なことから、漢方でいう「腎」という臓腑のはたらきが弱まっている状態でした。
漢方を始め2週、4週と経つうちにだんだんと体があたたかくなって、生理の量も増えてきました。さらに半身浴を毎日続けたところ風呂で汗をかくようになりました。Yさんもどんどん体がかわってゆく実感を持ちました。

漢方開始後6か月が過ぎようとしていた相談予約の日、なんとなくもじもじしている様子のIさんに「ご様子はいかがですか」と尋ねると、パッと明るい笑顔になり「先生!それが妊娠してたんです!」と言うではありませんか。

私は一瞬あっけにとられましたが次の瞬間Iさんと手を握り合い、うれしさのあまり涙を流していました。まだまだ予断をゆるさない状況ですが、まずは最初のハードルを突破できたことはとても嬉しいかぎりです!

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