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【症例31】二人三脚でゴール!

Hさん、36歳、女性(埼玉県寄居町)

結婚して2年、排卵しにくく卵管が両側詰まっているためこの1年の間に体外受精を6回行いましたがうまく行きませんでした。

また、治療の回数を重ねるにしたがい未熟卵が多くなり、生理も不順になってきたことからだんだん不安を感じるようになりました。このままではダメだと思い再度来局なさったのです。

再来局というのは、実はこの方、1年ほど前、病院で治療を始めたころに当薬局に相談にみえ、漢方薬を始めたのですが、1度きりで来られなくなってしまい私も気になっていたのです。

お仕事が非常にハードで睡眠時間がとっても短かく、生理不順、生理痛、貧血など体調もすぐれず、いつもお疲れのご様子でした。

また、忙しいせいか、お食事も不規則でバランスも良くありません。
体づくりの基本は食事や生活リズムなど毎日の生活と深いかかわりがありますので、その部分の改善をしていただきたいところなのですが、仕事を辞めるわけにもいかず、できる範囲で食事内容に気をつけていただきました。
そして2種類の漢方薬と週1回の鍼灸治療を併用していただくことに。
漢方と鍼灸を開始して3ヶ月ほど経った頃から体外受精を再びチャレンジしたところ、それまでは受精卵が途中で分割しなかったものが、杯盤胞まで分割するようになりました。
その周期に2ヶ凍結し、2か月後に移植したところ見事着床!妊娠陽性の判定をいただきました!
ハードな仕事ながら自分なりにいろいろと生活改善をつづけてきたHさん。本当によかったですね!

実はHさんの旦那さん、とても優しい方で、Hさんが鍼灸にみえる時には必ず一緒にいらして、ご自分も足ツボをなさって行かれました。
それもあってか、精子の状態も最初はやや運動率が良くなかったのが徐々に改善したのでした。
お二人の思いが実った、と思える症例です!

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