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【症例47】FSH(卵胞刺激ホルモン)が高い

最近「FSHが高いと言われた」と相談にみえる方が多くいらっしゃいます。
「卵子の老化」ということが報道されてから不妊専門の病院を訪れる方が増え、そこでFSHやAMH(抗ミューラー管ホルモン)の値を指摘されるケースが増えているためかもしれません。

FSHとは脳の下垂体というところから分泌され、卵巣に働きかけて卵胞を育てるホルモンです。

卵巣は年齢が上がるにつれて働きが悪くなります(つまり老化ということ)。卵巣年齢が若く反応性が良いと少ないFSHの刺激で十分に卵胞が育ち成熟しますが、卵巣の働きが悪いとたくさんのFSHで卵巣を刺激しないと卵胞が育たず成熟しません。なので生理が始まって2-3日目のFSH値は、その人の卵巣の働きが良いか悪いかを知る目安となります。
卵巣
いわゆる妊娠に適した年齢であればFSHは10以下ですが、閉経が近づくにつれて値は上がり20近くになるとそろそろ閉経です。

また、大量のFSHで刺激され続けると、卵巣はますます働きが鈍くなりますから、体外受精等で卵巣刺激をしようとする前に治療して(カウフマン療法)FSH値を下げておき、卵巣の働きを一時的に回復させる方法もありますが、値がそれほど下がらないこともありますし、値が下がってもやはり卵巣の働きはよくないままのこともありますので大きな期待はできません。

FSHが高くなる原因として鍼灸では腎、肝、脾という臓腑の働きの低下、あるいはアンバランスと考えます。

つまり腎、肝、脾が協調しあいながら子宮、卵巣、下垂体(脳)などの働きを調節していおり、この協調関係が崩れたことにより子宮、卵巣、下垂体などに異常が起こるわけです。
(注:腎、肝、脾とは西洋医学でいう腎臓、肝臓、脾臓とは違うものです)

なぜ腎、肝、脾の働きや協調が崩れるかというと、毎日の生活の中でそれらの臓腑に負担をかけるようなことが続いていたからです。例えばタバコ、お酒、寝不足、疲労の蓄積、運動不足、ストレス、夜更かし、冷え、肥満、ダイエット、化学薬品の常用、飲食不節制などが挙げられます。

症状が出たり、検査で異常値が出るということは「どこかおかしいよ!生活を見直して!」という身体からのサインですから、ぜひそのサインに気付いてほしいものです。

西洋医学の検査などで原因がわからなくても、漢方・鍼灸という違った角度から身体を見れば原因がわかることは多くあります。

先日来院されたAさんもFSHが42だったそうですが、鍼灸治療と漢方を服用したところ17まで下がりました。数値的にはまだ高いのですが継続して治療することで変化する可能性は大です。

ぜひあきらめずに漢方、鍼灸の門をたたいてください。

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