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子宮内膜症とアレルギーの関係って?

現在ではアレルギーと呼ばれる特定の物質を主に免疫細胞が異常に反応を示すものが増えてきています。一般的には食べ物やダニ、ほこり、花粉など反応を示す物質も多種多様に増え、生活に支障をきたす関連する病気まで出てくるようになりました。近年患者数も増えてきている花粉症を含むアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎は良く知られています。

その原因としてはまず昔と違い生活環境が大きく変化した事です。人は快適に便利な環境で暮らす事に慣れ、そのために不必要な化学物質も沢山増えてきました。また、不衛生な環境で暮らすことは無くなったため幼少期から細菌の少ない清潔なところにいることが多く、免疫力の低下も問題視されています。

普段の生活の中では細菌やウイルスが体内に入ってこようとする場合に外に追い出そうと、身体の中のアレルゲンが反応しアレルギー反応が起こります。
これは発疹が出来たり、じんましんが出たりして目に見えて症状が現れる場合であれば自覚できますが、身体の中で起きている事なら分からないし気づくことは出来ません。

1.子宮内膜症の方にはアレルギー疾患を持つ人が多い?/strong>

近年、子宮内膜症の発症にアレルギー反応が関係しているのではないかと言われるようになってきました。
それというのも子宮内膜症患者には花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患を併せ持つ人が多いのです。どうして子宮内膜症にはアレルギーが起こるかというメカニズムはまだ解明されていませんが、子宮内膜にできた内膜症が月経によって剥がれ落ちる際に卵管を逆流する事によってアレルギー反応がおこっているのではないかという説が有力視されています。

また、我々は少しでもアレルギーが出た場合は抗アレルギー薬を服用します。それは、少しでも反応を和らげ不快感をなくすためでもありますが、一番にはアレルギー反応を抑制する為です。しかし同じアレルギーであるならば抗アレルギー薬での投薬治療が可能ではないかという研究もされています。

内膜症の場合、完治は難しいためホルモン剤による病気の進行を遅らせることしか出来ません。しかし、このホルモン剤は更年期障害に似た副作用が出て排卵を抑制させる働きがある為、妊娠を希望する患者は敬遠しがちです。よって、この抗アレルギー薬の服用が有効とされればリスクの高いホルモン剤に変わり身体にも影響は少ないのです。また内膜症のその後の治療も楽になってきます。妊娠を希望する患者には非常に有効な治療になるかもしれません。

2.受精卵にアレルギー反応はでないのか?

では子宮内膜症がアレルギー反応だとした場合、受精卵は素直に身体が受け入れられるのでしょうか。もちろん受精卵は自分の卵子と男性の精子です。通常なら細菌やウイルスと同じく身体に害のあるものと判断されて反応を起こすはずです。

しかしその点は子孫を残そうとする人間の本能から別格扱いとなり、受精卵には反応せずに受け入れ態勢を取れるように身体が変化するように出来ています。

ただ、内膜症のアレルギーと受精卵のアレルギーでは内容物そのものが違います。内膜症を発症するのは自分の身体の中で害となる物質が作り出された為の反応によるものではないからでしょうか。自身の身体ではどれが害になり、受精卵は害でないと知らず知らずのうちに判別されているのです。私達の身体はその力が自然に備わっているという事でしょう。

3.自分の体質をしっておくことが大事!

アレルギーそのものは体質遺伝として親子で遺伝する場合もありますし、しばらくは大丈夫であっても急に起こすこともあります。これは誰も予測のつかないものなので予防しようがありません。ただ、毎日の生活の中で少しでも反応や異常が見られた時は躊躇わず自分の身体がどのアレルギーを持っているかを知っておく必要もあります。検査は血液検査で簡単に行えますから反応が出る前に事前に把握しておくのもいいでしょう。

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