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【子宝養生16】妊娠のための油(あぶら)術?!(2)

みなさん【不妊症の養生15】で、食べると身体に良い油、悪い油があることはわかりましたね。

ではもう少し詳しく勉強していきましょう。

食事から摂った脂質は「グリセリン」と「脂肪酸」として別々に利用されます。

「脂質」=「グリセリン」+「脂肪酸」

このうち「脂肪酸」は重要な働きをもっていて身体の中では作られないため、必ず食事からとらなければいけないもの(必須脂肪酸)があります。

さらに脂肪酸の種類は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けることができます。

不飽和脂肪酸はさらにオレイン酸型、リノール酸型、リノレン酸型に分けられます。オレイン酸は人の体でもつくられますが、他の2つ(リノール酸、リノレン酸)はつくることができず、毎日食事から摂らなければならない必須脂肪酸です。

①飽和脂肪酸
豚脂(ラード)、牛脂(ヘットまたはタロー)など主に動物性の脂

②不飽和脂肪酸
a)オレイン酸(一価不飽和脂肪酸・オメガ(ω)9系): オリーブオイルなど
b)リノール酸(多価不飽和脂肪酸・オメガ(ω)6系): ベニバナ油、コーン油など
c)リノレン酸(多価不飽和脂肪酸・オメガ(ω)3系): フラックスオイル、EPA、DHAなど
EPA・DHA

●脂肪酸の種類の違い
脂肪酸は体を構成している約60兆個の細胞の膜と、細胞内のミトコンドリアなどの小器官の膜をつくるのに使われています。体の働きを行う酵素は、膜の助けを借りて働いています。また膜は細胞の内外に物質が出入りする場所でもあります。

膜には食べた脂肪酸がそのまま使われるので、どのような種類の脂肪酸を含む脂質を食べたかにより、細胞膜の状態が大きく異なり、細胞の働きが左右されます

例えばミトコンドリアで働く酵素はリノール酸型の脂肪酸により膜に支えられていますが、もし、これがリノレン酸型などの他の脂肪酸だと酵素は膜から離れてしまい、エネルギーをつくることができません。

脂肪酸の種類によるもう一つの大きな違いは、膜の柔らかさです。融点が低い脂肪酸の方が体温では柔らかいのです。これらの脂肪酸がさまざまな組合せで膜をつくるのですが、その組合せにより膜の硬さ、つまり動きやすさが異なるのです。

 

どんな油をとったら良いか、なんとなく分かっていただけましたでしょうか。
次回はさらにわかりやすくまとめてみます。

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