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【子宝養生27】「冷え」が妊娠トラブルの原因に

体温が36度にいかない、手足が冷たい、おなかやおしりがヒヤッとしている、トイレの回数が多い、舌や目の裏の粘膜が白っぽい、お小水が透明……、これらはすべて漢方では冷えの症状とみます。当院でご相談を受けている方の9割以上は、こうした冷えを持っています。

西洋医学では貧血や低血圧、甲状腺機能低下、自律神経失調などが冷え性の原因といわれますが、それだけでなく日本で冷え性が多いのは、環境や生活習慣も大きく関係していると考えられています。寒いのに薄着をしたり、常に冷たいものを食べたり飲んだり、そういったことから体が冷えてしまうのですね。

東洋医学においては、冷えは主に「気血」の問題と考えます。「気」が「血」をあたためて動かすため、「血」が不足したり滞ったりすると体が冷えてしまうのです。

女性に冷えが多いのは、月経で血液が多く消耗され、常に「血」の弱い「血虚」の状態にあるから。「血虚」によって体が冷えると、血行が悪くなり「悪血」という状態に至ります。こうして「血虚」→「冷え」→「悪血」→「冷え」の悪循環に陥り、冷えが治りにくくなり、また生理不順や生理痛、風邪をひきやすいといったトラブルを招きやすくなります。

冷えの改善には「気血」を充実させ、「血流」をよくするのがいちばん。「血虚」を補う“当帰(とうき)”や“芍薬(しゃくやく)”、「気」を補う“黄蓍(おうぎ)”を加えると「気血」が強くなります。また“丹参(たんじん)”や“川窮(せんきゅう)”は、「気血」の巡りをよくする役目を果たします。

こうして「気血」を満たし、その流れをよくすることで、冷えが改善するだけでなく、生理不順や生理痛といったトラブルの解決にもつながります。

冷え性を予防するには、ふだんの生活が何よりも大切。冷え性に勝つ5か条は以下の通りです。

(1) 季節に応じて洋服をかげんする(寒さを我慢しない)
(2) 冷たいもの・なまものをとり過ぎない
(3) 夜更かしをしない(12時までには寝る工夫を)
(4) 適度に運動する(少し息が上がる程度)
(5) ストレスを避け、溜まったら発散する

冷え改善は「授かる力」を高めるための第一歩です。ぜひ今日から実践してみてください!

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