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【子宝養生38】なぜ妊娠前後に葉酸が必要?

なぜ妊娠を考えたり、妊娠したら葉酸が必要なんでしょう?

葉酸とはビタミンB群の一種で、ほうれん草から発見されたことから葉酸と名付けられました。
この名前から葉物野菜だけに多く含まれていると思われがちですが、レバーなど動物性の食品にも含まれています。

葉酸は私たちの体にとって大切な栄養素で、特に細胞分裂やDNAの合成などに必要とされています。

不足するとDNAに異常が起きやすくなるといわれていて、十分に摂取することで染色体異常によっておこるダウン症、
他にも神経管閉鎖障害などのリスクが軽減されるといわれています。

また、妊活中に葉酸を摂取することで着床しやすくなったり、流産を減らすことができるという研究データもあります。

受精した卵子はその瞬間から細胞分裂を繰り返します。その分裂を助けたり、内膜の環境を整えたりするのも葉酸の働きです。

動脈硬化の原因ともいわれるホモシステインを減らしたり、赤血球も作っています。

妊娠中は赤ちゃんの血液も必要になることから通常より血液量が増えると言われています。この時期に葉酸が不足するとホモシステインが増加し血液の流れが悪くなるだけではなく、赤ちゃんに新鮮な血液を送ることが出来なくなり、その状態が続くと流産のリスクが高まってしまいます。

ホモスシテインとは、必須アミノ酸であるメチオニンが変換される途中でつくられるアミノ酸です。

メチオニンの変換に必要とされるのが、葉酸やビタミン B6、ビタミン12で、これらが不足するとホモシステインからメチオニンの変換がストップします。

つまり、葉酸やビタミンB6、ビタミンB12の不足がホモシステイン濃度を上昇させてしまいます。

その結果、動脈硬化などが起こり、受精卵の発育を邪魔したり受精卵の質の低下、さらに早産や流産、不育症のリスクが高くなるという報告があります。

 

妊活中から食べ物やサプリでしっかり葉酸をとることで、妊娠のサポートをしてくれます!
積極的に摂っていきましょう!

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