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子宮内膜のおはなし(2)

●子宮内膜の変化

卵巣の中で「卵胞」が発育する時期を『卵胞期(低温期)』といいます。この時期には「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の増加によって、「子宮内膜」が増殖して厚くなります(『増殖期』)。基礎体温表では36.4℃前後です。
排卵後、『黄体期(高温期)』に入ると、「黄体」から分泌されるエストロゲンと「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の作用によって子宮内膜はさらに厚みを増します(『分泌期』)。この時期の内膜は豊富な栄養物を蓄え、受精した卵子を受け入れて発育させることができるようになります。体温表は36.7℃前後となります。
妊娠が成立しないと、黄体は萎縮し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が急速に低下し、子宮内膜が剥がれ落ちます(月経)。

●基礎体温の変化

女性の基礎体温表には、『低温期』と『高温期』の時期があります。基礎体温は、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌量によって変化し、月経から排卵まではプロゲステロンの影響を受けません(『低温期』)。
排卵後、卵胞は黄体となり、黄体から分泌されるプロゲステロンが急増し、体温が上昇します(『高温期』)。
黄体は一定日数で萎縮し、それとともにプロゲステロンの分泌量が減少することで、子宮内膜がはがれ落ちます(月経)。
基礎体温は、月経とともに下降し、再び『低温期』となり、妊娠しなければこの周期を繰り返します。

●月経が起こるのはなぜ?

月経が起こるメカニズムはすでに勉強しました。子宮の内側の「内膜」と呼ばれる部分が周期的に変化し、その結果として月経が起こります。
ではそもそもなぜ「子宮内膜」がそのような変化をするのでしょうか。
卵子と精子が受精すると子宮内膜の中に受精卵が入り込みます。これを「着床」といいますが、受精卵は内膜から栄養物をもらって成長していきます。そのためには子宮内膜は着床しやすい状態である必要があります。しかし、受精しなかった場合には、着床は起こりませんので、内膜は不要になります。
このように受精卵を受け入れる着床の場所を常に良い状態にしておくために、不要な子宮内膜が剥がれ落ちて、新しい子宮内膜が再び用意されるのです。
つまり、次の受精卵を迎えるために周期ごとに「リセットする」ことこそが月経なのです。

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