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子宮内膜はこんな風に変化していた!

子宮内膜の変化をさらに詳しく見ていきましょう。

子宮内膜は子宮の内側にある粘膜組織からできています。
子宮内膜は2層構造になっており、深い部分にある「基底層」と内側の「機能層」に分かれます。

さらに詳しく観察すると
「機能層」は、もっとも内側の「緻密層」と、その下の「海綿層」に分かれます。
「基底層」は、卵巣ホルモンの作用を受けませんが、「機能層」は卵巣ホルモンの作用により厚くなったり、はがれ落ちたり周期的に変化します。

このように子宮内膜全体としてみると、卵巣から分泌されるホルモンの周期的な変化により刻々と状態が変わり続けています。

子宮内膜の「機能層」は卵巣ホルモンの影響により、[増殖期]→[分泌期]→[月経期]と変化します。

[増殖期]
増殖期は、生理周期でいうと月経が始まり排卵までの期間「卵胞期」にあたります。
つまり増殖期は、月経によってはがれ落ちた子宮内膜を元に戻す期間といえます。月経が始まり5日目ころから14日目ころ卵胞ホルモンの作用によって増殖します。

[分泌期]
分泌期は生理周期でいうと排卵してから次の月経までの期間「黄体期」にあたります。
この時期には、子宮内膜はさらに厚さを増します。増殖期初期の機能層は基底層よりも薄い状態ですが、中期を過ぎるころから機能層は基底層よりも数倍の厚さになります。
そして、黄体から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で子宮内膜から粘液を分泌するようになります。徐々に分泌は盛んになり、子宮内膜はフカフカのじゅうたんのような状態となります。さらにこのとき大量のグリコーゲンを含むようになります。
妊娠すると黄体は妊娠黄体となります。その妊娠黄体の分泌するエストロゲンとプロゲステロンは子宮内膜を厚くさせます。

[月経期]
妊娠がしなかった場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌は少なくなり、増殖、肥厚した子宮内膜の機能層を保てなくなります。そして、血液とともに子宮の外に排出されるのが月経です。この時基底層はそのまま残されます。
月経による出血は数日で止まる子宮内膜からの周期的な出血です。その日数は3~7日(平均5日)、1回の出血量は約50mlです。
月経が始まった日から次の月経開始日の前日までの日数を月経周期日数といい25~38日です。
月経血はスムーズに排出されるよう、レバー状や膜状の塊を含まないのが通常の状態です。

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